米Coinは、クレジットカードやポイントカードなどを1枚にまとめて利用できるカード型デバイス「Coin」を発表した。価格は100ドル(約1万円)。現在プレオーダーを受け付けており、期間中は半額の50ドル(約5,000円)で購入できる。米国での発送は2014年夏頃を予定する。

カード型デバイス「Coin」、複数のカード情報を登録して利用できる

Coinは、クレジットカードなどのカード情報を最大8枚まで登録できるカード型デバイス。本体サイズは一般的なクレジットカードとほぼ同等で、登録したカードが対応するATMやクレジットカードリーダーなどで利用可能。本体のボタンで登録したカードを切り替え、その場に応じて使いたいカードを選択できる。

最大8枚までのカードを登録可能。登録したカードの切り替えは、本体のボタンで簡単に行える

カードの登録にはスマートフォン用アプリと、専用のカードリーダーを利用する。スマートフォンのイヤホンジャックに専用カードリーダーを取り付け、登録したいカードをスキャンする。その後、スキャンしたカードをスマートフォンのカメラで撮影し、スキャンしたデータと照合すれば登録完了となる。専用アプリはiOS/Android版を提供予定。

登録したいカードを専用のカードリーダーでスキャンし、その後、カードをスマートフォンのカメラで撮影して認証する

セキュリティ面にも配慮しており、スマートフォンアプリと本体、サーバー間での通信には128ビットおよび256ビットの暗号化した通信を利用する。また、盗難時の悪用防止機能も備えており、スマートフォンと本体が一定の距離以上離れると、自動的に本体が利用できなくなる。

スマートフォンと本体が一定距離以上離れると、利用できなくなる仕組み

(記事提供: AndroWire編集部)