マイボイスコムは15日、「非接触IC型電子マネー」に関するインターネット調査の結果を発表した。同調査は、2013年10月1日~5日の期間に行われ、10代以上の男女1万1,957人から有効回答を得た。

電子マネーを所有している人に、直近1年間で利用したことがある電子マネーを聞いたところ、「Suica」が32.5%、「WAON」が29.6%、「nanaco」が26.0%、「楽天Edy」が23.3%、「PASMO」が18.3%の順となった。

詳細を見ると、「楽天Edy」は男性が女性を約15ポイント、「WAON」は女性が男性を約12ポイント上回ったほか、男性30代では「楽天Edy」、女性30代以上では「WAON」が1位となった。地域別では、関東は「Suica」、それ以外の地域は「WAON」がトップ。また、電子マネーの利用意向は66.3%に上り、若年層で多い傾向にあったという。

電子マネーの利用場所は、「交通機関」と「コンビニエンスストア」が6割前後で上位2位にランクイン。次いで、「スーパー」「自動販売機」「駅の売店」が各3~4割で続いた。「スーパー」は、前回調査(2011年)よりやや増えたほか、女性が男性を約11ポイント上回った。「コンビニエンスストア」は、男性の10・30・40代で1位を獲得。また、「Suica」「PASMO」利用者では、交通機関のほか「自動販売機」「駅の売店」の比率も高かった。

買い物で電子マネーを使う人に、直近1年間で最もよく使った電子マネーを尋ねたところ、「WAON」が25.4%で1位。以下、「Suica」が18.1%、「楽天Edy」が17.0%、「nanaco」が16.7%と続いた。このうち、「楽天Edy」は男性が女性を約10ポイント、「WAON」は女性が男性を約16ポイント上回った。

買い物で良く使った電子マネー

買い物で最もよく使った電子マネーの認知経路については、「店頭や交通機関のポスター、チラシ、案内放送など」が27.4%で最多。次いで「店頭や交通機関でのキャンペーン、勧誘」「テレビ番組・CM」「その他のインターネットサイト」が各1~2割となった。

買い物で電子マネーを利用する頻度は、「月に1回以下」が最も多く22.4%。「週2~3回」「週1回」「月に2~3回」も各2割弱に上った。男性や30・40代で利用頻度が高く、買い物でよく「iD」や「QUICPay」を利用する人では「週4~5回以上」が多かった。

電子マネーが使える店舗で買い物する際に、電子マネーで支払うことが多い人は33.1%で、特に男性や30・40代の割合が高いことがわかった。

1回あたりに利用する金額は、「300~500円未満」「500~1000円未満」が各2~3割を占めた。利用金額については、男性は高年代層ほど、女性は20代以降で年代が高いほど多い傾向にあった。また、買い物時に「WAON」をよく利用する人でも利用金額が多かったという。