日本通信は11月13日、音声サービスの基本料のみでデータ通信無料のSIM「スマホ電話SIM フリーData」を11月23日に発売すると発表した。なお、イオン、ヨドバシカメラ、Amazon.co.jpで同時に販売が開始され、それぞれ異なるパッケージが用意されている。

イオン版、ヨドバシカメラ版、Amazon.co.jp版パッケージ

スマホ電話SIMフリーDataは、090番号でスマートフォンでの音声通話ができるもので、基本月額料金1560円(税別)で提供される。データ通信定額は下り最大200Kbpsながら追加料金なしで使い放題だという。また、より高速で利用したいユーザー向けには、3GB高速データオプションを1,560円で提供する。

日本通信では、ライトユーザーであれば1560円、通常のスマートフォン利用を行うユーザーでも3120円しかかからないため、スマートフォンの利用者にとって「最適な組み合わせを選択できる」としている。

スマホ電話SIM フリーDataは、Xi、FOMAやSIMフリーのスマートフォンに対応し、標準SIM、マイクロSIM、ナノSIMの全SIMカードが揃っている。パッケージ価格は、一般的な初期手数料に相当する3000円(税別)。

日本通信 社長の三田 聖二氏は「MVNO各社の価格一辺倒の競争は感心できません。当社がコストを削減 して実現した低価格を表面的にまねて、価格以外のところでのクリエイティブな競争がないからです。この自滅方向の現状に歯止めをかけるため、低速データを 無料にします。無料には、価格競争できないからです」とコメントしている。