なぜ、ウサギは自分のフンを食べるの?

ネザーランド・ドワーフやホーランドロップ…。かわいらしさと世話のしやすさから、ペットとしても人気のウサギ。サイズも小さく、声や音で周囲に迷惑をかけることが少ないため、賃貸住宅で飼うペットとしても人気です。実際にウサギを飼い始めると、驚くこともいろいろ。中でも「ウサギが自分の糞を食べる」ことに驚く飼い主さんは多いのでは?なぜ、ウサギは自分の糞を食べるのでしょうか。

■ウサギのウンチについて

ウサギのウンチと聞くと、「固めでコロコロ」という特徴が思い浮かびます。これは、「硬糞」と呼ばれます。ウサギが通常食べるのは、実はこのウンチではありません。

ウサギが食べるのは、柔らかくべちゃっとした、「軟糞」と呼ばれるもの。通常、夜間にウサギが排出するウンチです。そして、すぐにそれを食べてしまいます。知識として知ってはいても、実際に食べる姿を見ることは珍しい出来事だと言えるかもしれません。

■何のために食べるの?

では、なぜウサギは二種類の糞を出し、軟糞を「食べる」のでしょうか。そこには、ウサギの食生活が大きく関係しています。

ウサギは言わずと知れた「草食動物」。もちろん主食は草です。しかし、草は消化が難しく、栄養価も決して高くありません。そんな草から、しっかりと栄養分を吸収するために、草食動物は体内に様々な仕組みを持っています。

ウサギの場合は、「消化に細菌の力を借りる」という方法をとります。まずは自分の力で消化・吸収しようとしますが、できない分は盲腸へと送り込みます。その中で細菌に栄養分を発酵させ、よりスムーズに吸収できるようにするのです。しかし、盲腸で作られた栄養は、吸収前にほとんどが排便されてしまいます。こうして排出されるのが、「軟糞」。栄養たっぷりのこの糞を食べることで、ウサギはよりスムーズに栄養分を吸収できるのです。

■硬糞も食べる?

ウサギが食べるのは「軟糞」で、栄養吸収のためです。しかし、時と場合によっては、コロコロの硬糞を食べる場合も。理由はよくわかっていませんが、一説には自分の痕跡を消すためだとも言われます。糞の臭いは他の動物に自分の存在を知らせるもの。だからこそ、自分の巣の周りで糞をした場合には、痕跡抹消のために、食べてしまうと考えられています。

■軟糞を食べない子も

ウサギにとって、食糞(特に軟糞)は大事なこと。豊富な栄養が含まれており、これを食べないと必要な栄養素が摂取できません。しかし、中には「軟糞を食べてくれない…」と悩む飼い主さんも少なくないようです。

ウサギが軟糞を食べてくれないとなると、、栄養不足が心配です。なぜ食べないのかを考え、その原因を除去する必要があります。考えられる原因は、病気の他に、肥満や食べ過ぎ、ストレスなど。獣医さんに相談して、適切なケアの仕方をアドバイスしてもらいましょう。

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