米IDCは11月12日 (現地時間)、2013年第3四半期 (7-9月)のOS別のスマートフォン出荷台数および市場シェアに関する調査結果を公表した。Androidの市場シェアが初めて8割を超え、またWindows Phoneの出荷台数が前年同期比156%増だった。

7-9月の世界スマートフォン市場の出荷台数は2億6110万台で、前年同期比39.9%増。成熟市場の飽和状態が報じられているが、新興市場の伸びによってスマートフォン市場の成長は続いている。平均販売価格は317ドルで12.5%の下落。これまでファブレットと呼ばれる5-7インチの大型スマートフォンが平均販売価格を押し上げる要因になっていたが、ファブレットの平均価格が前年同期の573ドルから443ドルに22.8%も下がった。

OS別の出荷台数首位のAndroidは2億1160万台 (前年同期比51.3%増)。市場シェアは81%。そのうち39.9%をSamsungが占め、ほとんどのAndroidベンダーは1%未満だった。2位のiOSは出荷台数3380万台(同25.6%増)。第3四半期の出荷台数記録を塗り替えたものの、シェアが前年同期の14.4%から12.9%に縮小した。3位のWindows Phoneは950万台(同156%増)。前年同期の2.0%から3.6%にシェアを伸ばした。ただし、Nokiaが1社で93.2%を占めている。

2013年第3四半期のスマートフォン向けOS、上位4つの出荷台数と市場シェア