ベストアイドルドッグ認定証を授与された平治の銅像

飼い主と愛犬のための情報サイト「ホリプロ アイドルドッグ.jp」は、生前「山のガイド犬」として登山者の命を守り続けてきた「平治(へいじ)」を2013年の「ベストアイドルドッグ」に11月11日に認定した。

大分県・九重連山で活躍したガイド犬

「ベストアイドルドッグ」は、いい(11)ワンワン(11)と読む語呂から、毎年11月11日の「アイドルドッグの日」に認定。多くの人に親しまれ、愛されている「犬」をアイドルドッグの象徴として認定している。これまで忠犬「ハチ公」、フランダースの犬の「パトラッシュ」、「わさお」などがベストアイドルドッグとして認定してきた。

今回、5回目の「ベストアイドルドッグ」となったのは、大分県・九重連山のガイド犬として活躍した「平治」。平治は登山コースを全て覚え、道に迷った登山客がいると姿を現し、登山口や山小屋へと誘導した。平治がガイド犬として活躍した間は、九重連山での遭難事故は一度も起こらなかったという。

平治の死後25年となる今年は、富士山が世界文化遺産に登録され登山を楽しむ人が急増した。その一方、平成24年中の山岳遭難者は、統計が残る昭和36年以降で最も多い2,465人にもなる(警察庁統計)。登山者の命を守った平治の思いが人々に届き、さらなる動物愛護へとつながる事を願い、今回の「アイドルドッグ」の認定となった。

詳細は、ベストアイドルドッグ公式サイトでも案内している。