楽天はこのほど、同社が運営する通信販売サイト「楽天市場」にて実施したプロ野球チーム・東北楽天イーグルスの優勝記念セールで、不当表示が確認されたことを受け、該当商品を購入した利用者に対し、購入代金相当を楽天スーパーポイントで全額補償すると発表した。

楽天市場は、2013年11月3日~7日の期間に「楽天日本一セール」を開催。その際、一部店舗において「77%割引」と称しながら、実際は元値を引き上げて77%の値下げを行ったように見せかけて販売していた。

同社によると、セール対象商品に関しては出店店舗から事前申請を受け、セールに便乗した元値の不当な引き上げがないかを確認した上で、商品を掲載していたという。しかし、一部店舗は申請を行わず、独自の判断の下でセールを実施し、審査を受けていない商品を不当表示で販売していたため、今回の問題が起きたと説明している。

同社は利用者に対し、「多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしました。謹んでお詫び申し上げます」と謝罪。当該店舗については、事実が確認された場合は出店契約を解除するなど厳正な措置を実施するとしている。

同社は併せて、楽天市場にて10日~12日まで開催予定だった「お買い物マラソン」の中止を発表。理由については、今回の問題を調査中であるためとしている。