Windows Internet Explorer 11

Microsoftは11月8日(米国時間)、IEBlogの記事「IE11 for Windows 7 Globally Available for Consumers and Businesses」において、コンシューマならびにビジネス向けにWindows 7版IE11の提供を開始したことを伝えた。同日から95の言語に対応したWindows 7版のIE11がダウンロードできるようになったほか、IE11 Developer版またはIE11 Release Preview版を使っている場合には自動アップグレードの対象としてアップグレードの実施が開始されている。それ以外のユーザに対しては向こう数週間を目処に自動アップグレードが開始される見通し。

Microsoftは記事の中で特にIE11のパフォーマンスの向上に言及。多方面に渡って性能が向上したとしている。特にJavaScriptの処理ではIE10と比較して9%の性能向上、ほかの代表的なブラウザと比較して30%高速化したと説明している。その他ではESMAScript 6の機能追加や開発者向け機能の充実などを説明している。

Microsoftはこれまで単一のバージョンを長期に渡ってサポートする体制をとってきたが、ここ数年ではほかの主要ブラウザと同じように短周期でのバージョンアップへ切り替えている。IE10からIE11へのバージョンアップもこれまでの同社のやり方と比較するとかなり短い期間でのバージョンアップとなった。

Internet Explorer 10動作例

Internet Explorer 11動作例