2012年の個人年収はいくらでしたか?

「いい寝!フォーラム」は、全国の20~60代の男女を対象に「睡眠のメリットに関する意識調査」を実施した。調査は10月11日~15日にかけて行い、2,400名から有効回答を得た。

睡眠に満足している人は年収も高い

同調査は、睡眠に満足している「満足層」と、睡眠不足など睡眠に問題を抱える「不満層」に分けて行った。まず、20代~40代の男性に現在の年収について尋ねたところ、「満足層」は「不満層」よりも高い年収を得ている傾向があることがわかった。

各層における、年収700万円以上の割合を比較すると、「満足層」は13.1%、「不満層」は8.1%で1.6倍の差が見られた。年収1,000万円以上に至っては更に差は開き、「満足層」(4.2%)は「不満層(1.7%)」の2.5倍となっている。

睡眠満足層はTOEICスコアも高い

次に、英語スキルについて尋ねた。20代~30代にTOEICの点数を聞いたところ、「満足層(3.1%)」は「不満層(2.5%)」と比較し、「800点以上」のスコアを持つ人の割合が1.24倍高いことがわかった。良質な睡眠を得ている「満足層」には語学習得能力が高い人が多いようだ。

満足層と不満層それぞれのTOEICの点数

続いて、睡眠の満足度と睡眠時間の関係を分析した。睡眠時間7時間以上の場合、満足層の割合は72.2%、睡眠時間6~7時間未満の場合、満足層の割合は65.1%。睡眠時間が5~6時間未満になると、不満層の割合が増える。睡眠時間4時間未満の場合、不満層は94.4%で、ほとんど睡眠に満足できていないことがわかる。

睡眠時間別、満足度の割合

睡眠に対してのこだわりを聞くと「満足層」では、自分にあった枕を使うことや、規則的な就寝、起床時間を心がけること、快適な布団を使うことを挙げる人が多かった。「規則的な就寝、起床時間を心がける」、「快適な布団を使う」では満足層と不満層の選択率に差があり、この2つが睡眠の質を分けているようだ。