米Microsoftは11月7日(現地時間)、Windows 7用の「Internet Explorer 11 (IE11) 」の提供開始を発表した。Windows 7ユーザーは、WindowsのWebサイトからダウンロードしてアップグレードできる。また、同日よりIE11 Developer and Release Previewsユーザーを優先した自動アップグレードの提供が始まっており、自動アップグレードは数週間をかけて全てのWindows 7ユーザーに拡大するという。なお、同社は自動アップグレードを望まないユーザー向けに、自動更新をブロックする「Internet Explorer 11 自動配布の無効化ツールキット」を用意している。

Windows 7用のIE11にアップグレードすると、ページ読み込みやレスポンスが向上し、JavaScriptの実行性能がWindows 7で動作するIE10よりも9%速くなる。JavaScript実行についてMicrosoftは「最も競合するブラウザよりも30%近く高速だ」とアピールしている。ハードウエアアクセラレーションの活用がInternet Explorerの特徴の1つだが、IE11ではCPUの負担がさらに軽減され、Web利用時のモバイルPCのバッテリー駆動時間が伸びる。また、Windows 8.1に含まれるIE11と同じWeb標準対応を得られる。