大橋歩による「平凡パンチ」創刊号表紙のイラスト

カルチュア・コンビニエンス・クラブが運営する東京都渋谷区の「代官山 蔦屋書店」は、12月5日まで「イラストレーター大橋歩展 ~仕事から暮らしまで~」を開催している。

大橋歩に学ぶ次世代のライフスタイル提案

大橋歩氏は50年前、男性誌「平凡パンチ」創刊号の表紙画を描き、世の中に登場。その後、ライフスタイル誌ブームのきっかけとも言える季刊誌「アルネ」を自ら創刊をするなど、常に新しい風を世の中に吹き込んできた。

同店は2011年のオープン以来、50代以上のプレミアエイジを主なターゲットに、ライフスタイルに関わるイベントやフェアを開催。ラウンジ「Anjin」には、「平凡パンチ」創刊号からすべての号をそろえ、時代を表す象徴的な雑誌として閲覧できるように並べている。同展は、同氏の作品や生き方を振り返りながら、次の時代のライフスタイル提案のあり方を考えていく展示になるという。

主な展示は、「平凡パンチ」の創刊号の表紙原画・ポスターなどを展示する「大橋歩が描いた"平凡パンチ"-1964年~1971年」を、ラウンジ「Anjin」にて。村上春樹のエッセイ「村上ラヂオ」3作の挿絵銅版画120点などの展示と販売を行う「"村上ラヂオ"-村上春樹のエッセイから生まれた銅版画たち」を、2号館1階階段下ギャラリーにて。

「アルネ」全30号と・「大人のおしゃれ」全8号の展示「大橋歩のzine "アルネ"のつくり方」を、階段下ギャラリー にて。同氏が今までに関わった雑誌や本、古書を販売する「大橋歩の雑誌とざっし。本とほん。」を、マガジンストリートにて。同氏による料理や暮らしに関わる本、デザインしたIO GOODSの製品を販売する「つくる人・大橋歩の毎日の"生活"を楽しくしてくれるものたち。」を、3号館1階の料理フロアにて開催する。

「つくる人・大橋歩の毎日の"生活"を楽しくしてくれるものたち。」コーナー

最終日にはトークイベントも開催

12月5日19時からは、同氏によるトークイベント、「イラストレーター・大橋歩の仕事から暮らしまで」を行う。参加費は3,570円。チケットは、3号館1階レジか、オンラインストアにて販売している。

同店の所在地は、東京都渋谷区猿楽町17-5。同展の開催時間は、7時~翌2時。2階は9時からとなる。そのほかの展示内容詳細などは、同社のWEBサイトにて確認することができる。