SCSKは11月5日、製品開発における知識・情報(ナレッジ)を3Dモデルで管理できるパッケージ製品「CKWeb(シーケー・ウェブ)」の販売を開始したと発表した。

同パッケージは、作成中の3Dモデルの画面上にメモを貼る感覚で直接ナレッジを記録できるという特徴がある。これにより、設計のノウハウを他人に伝えるときやメモ代わりにデザインレビューを記録したいときなどに役立てられるほか、自社の他部門との情報伝達ツールとしても重宝する。同製品はすでにトヨタ自動車九州の設計部門にて、ナレッジ共有基盤として採用されているという。

また、「特徴点」と「QPPモデル」を利用した新しいナレッジの記録方法を採用したことで、性能や品質といった分類を構造化して管理できる。さらに、XVLフォーマットへの出力にも対応し、Webブラウザ上でファイルを展開して3Dモデルを操作できる。

料金体系は、5ユーザまで900万円、10ユーザまで1500万円、25ユーザまで3000万円、50ユーザまでが5000万円となり、それ以上の導入を検討する場合は同社への問い合わせとなる。

CKWebにおけるナレッジ管理のイメージ