エプソンは6日、スポーツ&ランナー向けとなるGPS搭載ウオッチ「Wristable GPS」の新モデルを発表した。上位の「SF-710S」、中位の「SF-510T」、下位の「SF-310G」(グリーン)および「SF-310W」(ホワイト)の4モデルを用意。
11月中旬から順次発売し、価格はオープン。店頭予想価格は、SF-710Sが34,800円前後、SF-510Tが29,800円前後、SF-310G/310Wが24,800円前後。心拍数の計測機能などを備えた胸ベルト(ハートレートセンサー)をオプションで用意するほか、従来モデル「SS」シリーズも併売される。
エプソン独自開発のGPSモジュールを搭載し、毎秒計測で30時間のGPS駆動という長寿命を実現。国産の準天頂衛星「みちびき」の電波にも対応している。GPSサーチも高速化されたほか、標高も高精度で計測することが可能。GPS機能を使わず、時計表示時(オートスリープON)の動作時間は約20日間。電源は内蔵バッテリで、付属のクレードルで充電する。
従来モデルと同様に、PCおよび専用のWebアプリ「NeoRun」と連携し、位置情報や走行距離、心拍数データなどを簡単に記録・分析できるほか、twitterやFacebookへの投稿機能も備える。Bluetooth 4.0(Low Energy)に対応しており、スマートフォンとも連携する。スマートフォン用に最適化した無料アプリ「NeoRun」は、iOS版を11月下旬から提供する計画。
そのほか主な機能は、走行停止時に計測も一時停止するオートポーズ、設定した距離/時間に合わせて自動計測するオートラップ、日中でも夜間でも高い視認性を確保できる液晶画面/反転液晶、GPS衛星を利用した全世界自動時刻補正など。
上位モデルのSF-710Sはストライドセンサーを内蔵しており、GPS電波を受信できない場所(トンネルや屋内ジムなど)でも、高い精度で走行距離とラップを記録し続けられる。勾配、累積の上昇高度/下降高度なども詳細に測位できるため、ランニングにおけるタイムの変化を緻密に分析可能としている。画面のタップで操作できるタップセンサーや、音と振動で通過ラップなどのデータを通知といった機能も装備。加えて、登録したWayポイントに到達するとアラームで知らせたり、目標ペースを可変設定できたりと、マラソンやトレイルランを本格的に楽しむユーザーに向けた機能も搭載している。
フォトギャラリー
主な仕様
SF-710S | SF-510T | SF-310G/W | |
---|---|---|---|
サイズ(厚さ) | 13.6mm | 11.8mm | 12.8mm |
重量 | 59g | 49g | 50g |
防水機能 | 5気圧(50m)防水 | ||
メモリ可能時間 | 約70時間 | ||
最大ラップ数 | 2048(1 スプリットあたり 400) | ||
心拍数計測 | ○(オプション使用) | ||
ピッチ/ストライド計測 | ○ | ○ | - |
インドア | ○ | ○ | - |
距離/ラップ距離/予想到達距離 | 0.000~999.99km/0.000~999.99mi | ||
ペース/ラップペース/平均ペース | 0'00''~30'00''/km/0'00''~45'00''/mi | ||
スピード/ラップスピード/平均スピード | 0.0~999.9km/h/0.0~999.9mi/h | ||
スプリット/ラップタイム | 00'00''~99:59'59'' | ||
ピッチ/ラップピッチ/平均ピッチ | 0~255spm | - | |
ストライド/ラップストライド/平均ストライド | 0~255cm/0~100inch | - | |
歩数/ラップ歩数 | 0~999999 | - | |
消費カロリー | 0~9999kcal | ||
標高 | -500~9999m/-1500~29999ft | ||
勾配 | -99~99% | - | - |
累積上昇高度 | 0~99999m 0~99999ft |
- | - |
累積下降高度 | 0~99999m 0~99999 |
- | - |
HR/ラップHR/平均HR/最大HR | 1~255bpm | ||
ガイドタイム | 0:00'00''~9:59'59'' | ||
ガイド距離 | 00.00~99.99km、00.00~99.99mi |