「産後1カ月はとにかく安静に」。産婦人科で口が酸っぱくなるほど言われる事柄だ。ということで、赤ちゃんのお世話や家事のお手伝いなど、実母や義母にお願いするケースが多くなる。しかし、これはこれでいろいろと問題があるようで……。ここでは、実母や義母による産後サポートトラブルの数々を紹介していこう。

やっぱりあった! 義母とのトラブル!!

産じょく期のママは、赤ちゃんのお世話だけして安静にしていたいものだ

「義実家が同じ敷地内にあるため、実母は遠慮して産後のサポートは姑にお願い。しかし、料理下手&気遣い下手ということもあって、期待していたサポートとはほど遠く、家事はほぼ全部自分でやっていた。たまにやってくれても、周囲の人にサポートしてあげて大変なのよ風を装っており、イライラした。子供のお風呂も手伝うというより見に来て横から『寒くない? 乱暴に水かけて……』と口を挟むだけ。授乳も横から見て『出てるの? 足りてないんじゃ?? 』と思いやりのない言葉を浴びせられ、帝王切開の体にはかなりこたえました。第二子ができたら絶対実家に帰ろうと思った」(34歳主婦 6か月男児)。

「実家が商売をしていて忙しいため、当初、産後1か月は近距離の義実家で世話になる予定を組んでいた。しかし、義母は自分の親戚や友人を呼んで孫のお披露目会を毎日開催。私も娘も高熱が出て、予定を切り上げて2週間で自宅に戻った。あの無神経さ&身勝手な振る舞い、今でも頭にくる」(39歳会社員 10歳女児)。

「リビングの隣の和室で赤ちゃんを休んでいると、リビングで義父母と夫がお酒を飲み、大騒ぎをし始めたのには正直へき易した」(35歳主婦 5歳男児・3歳女児・1歳女児)。

「産後は実家で世話になっていたが、そこに義父母が来た。授乳中も二人でガン見していて、『絶対乳が足りてない』と義母が大声で騒ぎ出した。産後で情緒不安定だった私はブチ切れて『二度とアンタには会いたくない』と宣言して国交断絶。それ以来本当に会っていない」(29歳会社員 3歳男児)。

当然のように出てきた嫁姑トラブル。"育児"という点においては文句なく姑が先輩なわけで、それだけに自信満々にいろいろ口を挟んでくるのが嫁としてはイライラポイントとなってくる。母乳に関しては、「まだ出ないの? 」「足りないんじゃない?? 」などと言われたという回答が多く、そういったプレッシャーによって余計と母乳の出が悪くなるのをわかってもらいたいものだ。

実母ともそれなりに大変で……

「実家の母が2週間自宅に来てくれたが、主人との相性はあまりよくなく、両方のメンタルサポートで余計に疲れ、産後1週間で高熱を出した。また産後6カ月で私が緊急入院。この際は私も主人もメンタルが崩れて『あわや離婚か? 』という状態にまでなった」(40歳主婦 6歳女児)。

「里帰り出産だったが、産院で教えてもらった育児法と母の言う内容が全く異なって戸惑った。時代によって変わるものなので産院の方法をやろうとすると、母が機嫌を損ねて、そっちのケアも大変だった」(37歳自由業 3歳男児)。

義実家に比べるとトラブルの深刻度はそれほどでもないようだが、実母の存在によって夫婦間に溝を生じることもあるようで、なかなか難しい。「ただより怖いものはない」と、最近ではヘルパーさんをうまく活用するケースも多い。自分に合ったサポート体制を整えて、産じょく期を乗り越えたいものだ。