普段の生活の中での「ズツーの種」

第一三共ヘルスケアは、20~40代の女性会社員を対象に、「頭痛」に関する実態調査を実施した。調査は8月20日~9月2日にかけて行い、2,062名から有効回答を得た。

日常生活で悩みや不安、怒りなど、心を乱す「ズツーの種」になっていることを聞いてみると、「仕事・キャリア」(63.4%)、「お金・経済的な問題」(47.0%)、「恋愛・結婚」(34.4%)があげられ、92.6%のOLが何らかの「ズツーの種」を抱えていることがわかった。未婚OLは半数以上(54.8%)が「恋愛・結婚」に悩み、既婚OLは「夫婦や家族・親族のこと」 (43.2%)が大きな「ズツーの種」になっている。

営業職・技術職はプライベートとの両立に悩んでいる

次に、「仕事・キャリア」が「ズツーの種」と答えた女性会社員1,308名に、その内容を聞くと、「自分の今後のキャリア」(38.8%)が一番回答が多く、「職場内の人間関係」(36.5%)、「自分のスキル」(28.7%)と続いた。

仕事上での「ズツーの種」

これを職種別で見ると、営業職や技術職は「プライベートとの両立」(営業職30.1%、技術職29.1%)が他の職種よりもズツー度が高く、また技術職は「自分の今後のキャリア」(51.2%)への不安度も高くなっている。

また、誰の言動が「ズツーの種」となるかを聞くと、「男性の上司」が38.8%とトップに。しかし2位以下は「女性の先輩」(23.2%)、「女性の同僚」(20.0%)、「女性の後輩」(16.3%)と続き、「社長」(13.1%)よりも社内女子との人間関係の方に気を遣っていることがわかる。

仕事上での「ズツーの種」となる相手

具体的には「(女性の先輩に)自身の機嫌が悪いときは、かなり八つ当たりされた」(大阪府・36歳)、「(女性の後輩が)男性社員の前で態度が違う」(北海道・46歳)など、様々なエピソードが寄せられているという。

働く女性の4割が頭痛持ちと自認

全体において頭痛の頻度について尋ねたところ、「月に2、3回程度」(20.4%)が最も多かった。「週に1回程度」(20.3%)、「月に1回程度」(13.9%)と合わせると、54.6%が月に一回以上は頭痛に悩まされている。自分を頭痛持ちだと思うか聞くと、39.2%が「そう思う」と回答。働く女性のの4割が「頭痛持ち」と自認しているようだ。

どんなときに頭痛が起こるか、ここ1年で頭痛を経験した1,794名に聞いたところ「ストレスがたまっている時」(38.7%)や「寝不足の時」(36.1%)という回答が多かった。「長時間PCを見ていた時」(27.0%)、「長時間デスクワークをしていた時」(24.0%)がそれに続く。同社は「ズツーの種」をガマンすることでストレスをため、本当の頭痛を引き起こしている可能性があると指摘している。