手帳の中身を見られることに抵抗はあるか

手帳を販売する高橋書店は、東京エリアと大阪エリアに住む20代~50代までの社会人800名を対象に、「第7回 手帳に関する意識と実態調査」を実施した。

「手帳に書いた秘密」について尋ねたところ、手帳を見られることに抵抗がある(手帳に秘密を抱えている)か聞くと「抵抗がない」と回答したのは3.7%だった。性別では女性の方が「抵抗がある」率が高めで、特に「とても抵抗がある」(46.8%)の割合が高くなっている。

しかし、男性は関東の50代(18.0%)、関西の20代(16.0%)は特出して、「とても抵抗がある」の割合が低かった。女性では関東の40代、及び関西の50代は、「とても抵抗がある」の割合は少なく(いずれも38.0%)、比較的秘密が少ないようだ。

見られて嫌なことは「プライベートな内容」

見られることに抵抗がある内容について聞くと、最も多かったのが「プライベートに関する内容(異性関係以外)」(63.8%)で、以下「仕事に関する内容」(44.9%)、「プライベートに関する内容(異性関係)」(33.9%)が続いた。性別で見ると、男性は「仕事に関する内容」、女性は「プライベートに関する内容(異性関係を除く)」がトップとなっている。

見られるのに抵抗がある手帳の内容

関西20代男性は手帳を除くことに抵抗ない!?

続いて、自分が他の人の手帳を覗くことをどう思うかを聞くと、「よくないことだと思う(「どちらかと言えば」含む)」(94.0%)と、覗くことへの罪悪感を持つ人が多数を占めた。

性別でみたところ、男性の方が「よくないと思う」という意識が低く、居住地別では、関西20代男性が突出して低く(82%)なっている。また、関東の40代女性、及び関西の50代女性も低い傾向にあり、上記の質問で「手帳を見られることに抵抗がない」と回答した層は、人の手帳を覗くことにも抵抗感がないようだ。

関東40代女性は、夫の手帳を除く割合が高い

次に、手帳の中身を覗いたことのある人について聞くと、全体では「夫・妻」(4.8%)、「親」(2.8%)、「恋人」(2.6%)という順になった。居住地別・性別で見ると、関東の40代女性は「夫」(16.0%)が突出して高い。関西20代女性は、「親」(8%)や「女友達」(8%)の手帳を覗く傾向が高いことがわかった。

手帳の中身を覗いたことがある人