DMM.comが運営する3Dプリントサービス「DMM 3Dプリント」は、クリエイターが3Dデータを出品して造形物の販売を行うことができるサービス「クリエイターズマーケット」正式版を公開。それと同時に、簡単にオリジナルのスマートフォンケースを作れる「オリジナルスマートフォンケース作成サービス」を公開した。

「DMM 3Dプリント」は、クリエイターが作成した3Dデータを販売し、買い手がついた段階で3Dプリンタで出力・配送するサービス「クリエイターズマーケット」正式版を公開した

「クリエイターズマーケット」は10月10日よりβ版が公開されていた、3DモデルデータをWebサイト上で販売するためのサービス。クリエイターが出品した3Dデータに買い手がつくと、同社が3Dプリンタで出力し、購入者の元へ届けるものとなっている。

また、これまで公開されていたβ版では出品に審査が必要となっていたが、正式版ではそれが省かれ、クリエイターは出品者情報と支払い講座を登録することで、同サービスに3Dデータを出品することができるようになった。出品した商品が購入されると、商品価格から造形価格や事務手数料、源泉徴収税などを引いた金額が指定の口座へ振り込まれる。売り上げは月末〆、翌月20日払いというスケジュールとなるが、ローンチ後の初回の支払いは、2014年1月を予定している。

そのほか、「DMM 3Dプリント」に画像ファイルとレイアウト図を送付することでスマートフォンケースをデザインできる「オリジナルスマートフォンケース作成サービス」も同時にスタートした。UVプリンターを使用して画像を印刷する「フルカラープリント」、あるいはレーザーカッターを使用してポリカーボネートケース、ウッドハードケース、アルミプレートのいずれかの素材にレーザーで彫刻を施す「レーザー刻印」といった2パターンの加工方法が用意されており、それぞれ利用価格は980円~となっている。