パナソニックと電気自動車(EV)の製造・販売を手掛ける米Tesla Motorsは10月30日、パナソニックがTeslaのEV用に搭載するリチウムイオン電池の供給を拡大する契約を締結したと発表した。

今回の契約は、両社が2011年に締結した契約を拡充するもので、今後の4年間(2014年~2017年)で約20億セルのリチウムイオン電池が供給されることとなる。これらのリチウムイオン電池はTeslaのセダンタイプEV「Model S」ならびに2014年末までに量産予定となっている多目的車「Model X」にも搭載されるという。

また、併せて両社は、最高のエネルギー密度と性能を実現する次世代の電池を開発したことも明らかにしている。この新たな円筒形リチウムイオン電池は、EVの品質や寿命を最適化するように開発されており、すでにModel Sにおいて航続距離約500km(NEDC(新欧州ドライブサイクル)における推定航続距離)を実現しているという。

Tesla MotorsのセダンタイプEV「Model S」