アセンテックは、米Nimble Storageと代理店契約を締結し、ハイブリッド・ストレージシステム「Nimble Storage」を12月下旬(予定)より、システムインテグレータを通して販売を開始すると発表した。初年度の出荷目標は200台。

米Nimble Storage ハイブリッド・ストレージシステム「Nimble Storage」

本システムは、フラッシュメモリ(SSD)とハードディスク(HDD)を組み合わせた低価格のハイブリッド型ストレージで、従来のティアリング(階層化)の概念を持たず、独自の特許技術「CASL:Cache Accelerated Sequential Layout」により、圧縮しながら効率的にディスクへ書き込みを行い、フラッシュメモリ(SSD)をリードキャッシュとして利用することによりアプリケーションのスループット要求を満たす高いパフォーマンスを実現する。

スナップショット機能により、データ保護やバックアップにも威力を発揮し、不測の事態にも迅速なリカバリが可能で、冗長構造により可用性を高めた3Uのコンパクトな筐体のアプライアンスで、短時間に導入・設定が可能。

また、CitrixやVMwareなどのVDI、マイクロソフトやオラクルなどのアプリケーション用にストレージパラメータを設定したリファレンス・アーキテクチャを提供することにより、チューニングやマニュアル設定せずに最適なパフォーマンスが得られる。

さらに、ストレージの稼働状況や利用状況をモニタリングして解析、ライフサイクルをプロアクティブに管理可能にするクラウド型サービス「Nimble Storage InfoSight」により、システム管理者の運用負荷を大幅に軽減する。

同シリーズは、CPU、キャッシュ、容量の違いにより8TBモデル~36TBモデル(実効容量は最大50TB)まで、全7モデルで構成。外部ディスクシェルフを利用することで、アプライアンスあたり最大254TBまでの拡張が可能。

販売価格は、8TB(Raw)のエントリーモデル「Nimble Storage CS210」が390万円(税別)で、スナップショット、レプリケーションなどに必要なすべてのソフトウェア機能を、追加ライセンス費用なしで利用できる。