Sansanは10月30日、米セールスフォース・ドットコムと資本提携を結んだことを発表した。

同社はクラウド名刺管理サービス「Sansan」を提供しており、同サービスは2008年から、セールスフォース・ドットコムのクラウド型の営業支援ツール「Salesforce Sales Cloud」と機能連携を行っている。両サービスの連携により、名刺をスキャンするだけで名刺情報が正しくデータ化されてSalesforceに自動転送されるようになったほか、「Sansan」の人事異動自動配信機能を活用してデータベースを常に最新の状態に保てるようになった。

「Sansan」の国内導入社数は2013年4月時点で1000社を超えており、現在も1500社に迫る勢いで増加しているという。

「Sansan」のサービスイメージ

セールスフォース・ドットコムは、近年、クラウドの活用に対する企業のニーズが多様化するなかで、「Sansan」が成長を続けていることから、事業の将来性を見込み、このほどの出資を決めたとしている。

また、Sansanは米国市場での成長を見据え、2013年中に海外向け新サービスの提供を開始する予定。