映画「ホットロード」で春山洋志役を演じる三代目J Soul Brothersの登坂広臣(左)と春山のイラスト(右)。

紡木たく原作の実写映画「ホットロード」にて、春山洋志役を三代目J Soul Brothersの登坂広臣が演じると発表された。

複雑な家庭環境で育ち、命を顧みない生き方をしている不良少年の春山は、能年玲奈演じる和希が心惹かれていく人物。登坂は今作が映画初出演となる。

また紡木のコメントも到着。「それぞれのお心の中にあるホットロードは、誰にも触れられてはならないものです」と、当初映像化する気はなかったことを吐露した上で、能年の演技を見て「和希に見えます」とコメントしたことや、映像化に対する期待を語っている。

映画「ホットロード」は2014年夏に公開。監督は「ソラニン」「僕等がいた」の三木孝浩、脚本は吉田智子が手がける。

紡木たくコメント

それぞれのお心の中にあるホットロードは、誰にも触れられてはならないものです。
ですから、映像化にする気持ちはありませんでした。
でも今回、どこにもいないであろうと思っていた和希と春山がみえるように思いました。
能年さんに初めてお会いしたとき、彼女はセリフの書かれた紙をぼろぼろになるまで読んできてくださいました。彼女の演技を見て、私が言いましたのはこのことだけです。
「和希に見えます」。
登坂さんも時間をかけて考えてくださり、強い意志と努力をもって作品の中に入ってきてくださいました。このお二人でなければ映像化はありませんでした。そのお二人と共に、お二人の事務所の方々も誠実にお応えくださいました。
また監督はじめ、プロデューサー、作り手のみなさまの誠意に打たれました。そのすべてに感謝し、
映像化に踏み切ったことをおゆるしいただきたいと願っています。いい作品になると思います。
出演者、スタッフ、関係者のみなさまに心から敬意を表し
あらためて、読者のみなさまに深く感謝します。

三木孝浩監督コメント

時を超えて今なお強烈な光を放ち、愛され続けている伝説の原作を
映像化できる喜びに身震いしています。
痛いほど純粋で、心揺さぶられるこのむき出しの愛情の物語を
心を込めて、真っすぐに描きたいと思います。

登坂広臣コメント

この度、映画「ホットロード」春山洋志役を務めさせていただく事になりました。
今作で僕自身、映画初出演になります。
映画に抜擢していただけた事はもちろん、春山という原作者の紡木たく先生、
読者の皆さんの思い入れの強い存在に自分を抜擢していただけた事に深く感謝しています。
日頃、EXILE TRIBE、三代目J Soul Brothersのメンバーとして活動させていただいていますが、
自分が音楽やエンターテイメントと向き合う気持ちと同様、この映画にも自分の出来る事を全力で
気持ちを注いで精一杯頑張らせていただきたいと思います。