楽天は、10月26日に開催した「楽天テクノロジーカンファレンス2013」において、Webテクノロジーの発展にグローバルで貢献した個人・団体を表彰する「楽天テクノロジーアワード2013」の受賞者を発表した。

「楽天テクノロジーアワード」とは、同社が運営する楽天テクノロジーアワード選考委員会によって開催され、1年のうちにWebテクノロジーの革新や進化にグローバルで寄与した個人・団体の功績を表彰するもので、今年で6回目となる。

最高位である金賞は、東京工業大学教授でありスーパーコンピュータ「TSUBAME」プロジェクトのリーダーである松岡聡氏が受賞。同社では受賞理由について、松岡氏がスーパーコンピュータのさまざまな機関などで高く評価されているTSUBAMEの責任者・設計者として開発をリードし、今後のスーパーコンピュータ活用の可能性を広げた功績が認められたことなどを挙げている。

銀賞は、Software Architecture and Agile ConsultantのJames O. Coplien氏。同氏は近年、建築分野で始まった設計の形式知化手法および対話プロセスであるパターン・ランゲージの応用に取り組み、その後Jeff Sutherland氏らのScrumに影響を与えるなど、アジャイル開発手法の確立に大きく貢献したことが認められたことが、受賞の理由となった。

そのほか、野村総合研究所 上級研究員の城田真琴氏、Rails Girls Tokyoのオーガナイザーの鳥井雪氏、日本UNIXユーザ会 幹事の法林浩之氏などが受賞。なお、今年の受賞者の一覧や過去の受賞者は、同社のWebページで公開している。

楽天テクノロジーアワード2013のWebページ