カンニング竹山が24日から東京・銀座博品館劇場で開催した単独ライブ「カンニング竹山単独ライブ『放送禁止2013』」が27日に終了した。竹山は昨年のライブ終了後からの1年間、幸せになってほしい人に1日1万円を渡すことを続け、最終日には女優・酒井法子にプレゼントした。

6年目を迎えた単独ライブ「放送禁止」を無事に終えたカンニング竹山

竹山は、ライブ終了後、自身のツイッターを通じ、「カンニング竹山単独LIVE放送禁止2013全て終了いたしました!」と報告。「本当に皆さまありがとうございました!」と感謝し、「一年間365万円を配りまくり、元カノに会い、酒井法子さんに出てまだまだまだまだいろいろありましたが本当にありがとうございました!」とつづった。初日を迎えた24日には、意気込みと共に、「7年前、突然1人になった俺に鈴木おさむ氏は正々堂々と1人で戦う事の手伝いをしてくれた。そして昨年、1人で戦う心の準備は完成した」と振り返った。

放送作家・鈴木おさむ氏は、2008年から同ライブの構成と演出を手掛けている。最終日から一夜明けた28日、自身のブログで「昨年、相方の中島君が病気になってから亡くなるまでのことを『おもしろく』話しました」と前回に触れると、「365万円の記録。誰にあげて、なぜあげたか? をしゃべりました」と報告。そして、「最後の方には、元カノに1万円をあげる旅…なんてこともしまして。最終日、誰にあげようかと竹山君と悩んだ挙げ句。ある人にオファーをして、もらってもらいました。それは洒井法子さんです」と経緯を説明した。

観客の反応は、「もちろん。写真が出た瞬間、会場からは笑い声があがります」。鈴木氏は、「洒井さん、それも含めての覚悟があったんですね。覚悟。その覚悟には全力の笑いで応えなきゃいけません」とし、「最終的には大成功」と喜んだ。「どんどんたくましくなっていく竹山君」とたたえ、「来年はどんなライブになるのかな!??」と早くも次回に期待を寄せている。

竹山は1992年、小学校の同級生だった中島忠幸さんとお笑いコンビ・カンニングを結成。中島さんは2004年から白血病と闘病し、2006年に35歳の若さでこの世を去った。以後、竹山は「カンニング竹山」として活動している。