女優の堀北真希が、2014年2月26日から3月16日まで東京・赤坂ACTシアターにて上演される舞台『9days Queen ~九日間の女王~』で主演を務めることが24日、明らかになった。

舞台『9days Queen ~九日間の女王~』で主演を務める堀北真希

エリザベス一世が即位する5年前の1553年、在位期間がわずか9日間だけだったことから「9days Queen」と呼ばれたイギリス女王がいた。その名は、ジェーン・グレイ。本作は、運命に翻弄される彼女の苦悩と真実を描き出す。堀北は、2009年の初舞台『ジャンヌ・ダルク』から3年ぶりに赤坂ACTシアターでこの悲劇の女王を演じ、『ジャンヌ・ダルク』で演出を手掛けた白井晃と再びタッグを組む。

厳格なプロテスタントだったジェーンは、プラトンの哲学書をギリシャ語で読み、聖書をラテン語で読むほどの才女で、エリザベス女王とも学問上のライバル、そしてイギリスきっての美少女とも言われていた。しかし、ある日突然、家族の策略によって政略結婚させられ、義父によって女王に祭り上げられてしまう。その後、権力闘争と宗教対立に巻き込まれ、16歳のジェーンは断頭台へ向かうことを決意する。

初舞台『ジャンヌ・ダルク』を「白井さんの指導のもと、素晴らしい時間が過ごせました」と振り返る堀北。「今回もより多くのことを学ばせてもらいたいと思います」と心境を伝え、「運命に翻弄されるジェーン。彼女を通じて何を皆さんに伝えられるか稽古を通してじっくり考えたいと思います。深く心に染み渡る作品になるよう頑張ります」と意気込んでいた。