OpenMarketに「The Enterprise Mobile Shift」という情報画像が掲載された。「Forrester White Paper: The Rise of Holistic Mobile Engagement」という報告書の内容を要約したもので、企業におけるモバイルの活用状況が端的にまとめられている。

公開された情報画像によると、企業がモバイルデバイスを通じて取り組んでいることの63%は、ユーザに向けて企業への愛着を持ってもらえるように働きかけることだとされている(68%)。これに顧客満足度の上昇(38%)、新規顧客の開拓(35%)、利益の創出(27%)、経費削減(25%)などが続いている。「Customer Engagement (企業への愛着)」は「Customer Satisfaction (顧客満足)」よりもより突っ込んだ概念で、ユーザにその企業そのものに好意を持ってもらうための行動を指す言葉として使われている。

顧客とのやりとりにはSMS通知が使われる割合が70%ともっとも高く、これに60%のQRコード、46%の双方向SMSが続いている。モバイルデバイスはPCと同じレベルで企業と顧客との関わりを生むデバイスとなっており、今後ますますモバイルデバイスの活用が必要になるものとみられる。