計測機器大手Agilent Technologiesの日本法人であるアジレント・テクノロジーは10月24日、動作温度範囲の広いオシロスコープ用シングルエンドアクティブプローブ「Agilent N2797A 恒温槽対応1.5GHzアクティブプローブ」を発表した。

同製品は、低価格で、高入力インピーダンスを実現している他、堅牢性の高いプローブチップを採用。恒温槽内で集積回路やデバイスの試験をしたいというニーズに最適となっている。電子機器では、幅広い温度範囲において動作検証を行う必要がある。従来は、幅広い温度範囲で試験を行う場合、プローブを保証外の温度で使用しなければならず、測定結果にばらつきが発生するだけではなく、プローブに損傷を与える可能性もあった。通常、アクティブプローブ、パッシブプローブとも、動作保証温度範囲は0℃~50℃程度が一般的となっている。今回発表の「N2797A」は、-40℃~+85℃の範囲で、プローブに損傷を与えることなく使用できる。また、1MΩの高インピーダンス入力に対応したのに加え、±8Vの入力に対応した。プローブおよびプローブアクセサリとも、恒温槽内で使用することが可能。プローブポッドおよびオシロスコープ本体は、恒温槽外に設置することになる。

この他、温度範囲を広げて試験を行う必要がある場合、差動プローブシステム「InfiniiMax」シリーズに、温度拡張ケーブル「N5450B InfiniiMax」を接続して使用することも可能。差動はんだ付けプローブヘッド「N5381A」とともに利用する場合、動作保証温度範囲は-55℃~150℃となる。車載エレクトロニクスなどの試験に最適という。

なお、同プローブは、同社のオシロスコープ「3000X/4000X/9000/90000A/90000X/90000Q」シリーズで使用できる。価格は28万6890円(税別)。すでに、販売および出荷を開始している。

アジレントのオシロスコープ用シングルエンドアクティブプローブ「Agilent N2797A 恒温槽対応1.5GHzアクティブプローブ」