日本IBMは24日、モバイル・アクセス向けのリスクベース認証とワンタイム・パスワードの実装基盤を提供するアプライアンス・ソリューション「IBM Security Access Manager for Mobile V8.0」を発表した。
「IBM Security Access Manager for Mobile V8.0」は、モバイルを含むアクセス環境への個人認証の基盤を提供するアプライアンス・ソリューション。
特徴として、経由するネットワークやデバイス、ブラウザーの種類といった、ユーザーIDごとのアクセスやログインの環境、頻度などの利用状況を管理する、リスクベース認証基盤を提供し、その利用状況があらかじめ設定したリスクを検知するためのポリシーにあてはまる場合に、追加認証を要求することができる。
また、追加認証のためのワンタイム・パスワード機能を提供。ポリシー設定にもとづきワンタイム・パスワードを発行し、電子メール、携帯電話のショートメッセージサービス(SNS)などあらかじめ設定された方法でユーザーへ通知することができる。なお、同機能は、iOSならびにAndroidに対応するスマートフォンやタブレット端末向けにワンタイム・パスワードを発行する、Google認証システムにも対応する。
そのほか、Webアプリケーションへのシングル・サインオン機能を、基本機能として実装する。
仮想アプライアンス向けのライセンス使用料金は、2万800円(税抜、管理対象サーバの1プロセッサー・バリュー・ユニットあたり)からとなっている。
