The Linux Foundation is a non-profit consortium dedicated to fostering the growth of Linux.

Linuxファウンデーションは10月21日(協定世界時)、「Open Virtualization Alliance (OVA)」の取り組みをLinuxファウンデーションのコラボレーティブプロジェクトに認定したことを発表した。Linux KVMなどをベースとした仮想化技術は活用されるシーンが広がっている。OVAをLinuxファウンデーションのコラボレーティブプロジェクトにすることで、現在の取り組みをさらに活発にする狙いがあるものとみられる。

OVAはKVM技術の利用促進を目的として2年前に設立された組織。教育の提供、ベストプラクティスや技術指導などのデータの提供などを通じ、KVMが採用されるシーンを増やすことを目的としていた。現在では250を超える企業がOVAに参加しており、もっとも普及率の高い仮想化技術のひとつになったとされている。

OVAはLinuxファウンデーションの協力を得ることで、これまでよりも活発に仮想化技術の教育に関する取り組みを実施できるものと見られる。KVMが採用されるシーンは増え続けており、KVMを扱える技術者が必要とされている。今回の発表の背景には、こうした現状に対応できる状況を整える意味合いがあるものとみられる。