約9割が「LINEなどのインスタントメッセンジャーアプリ」を使用

ソーシャルメディアマーケティングを手がけるトレンダーズと、スマートフォンユーザーに特化したマーケティングリサーチ事業を展開するリビジェンはこのほど、共同調査として、10代・20代の女性を対象とした「女性スマートフォンユーザーのコミュニケーションに関する意識・実態調査」を実施、結果を公表した。

同調査は10月10日、10代・20代のスマートフォンユーザーの女性500名 (10代:250名・20代:250名)を対象に、スマホリサーチ(スマートフォンを利用したインターネットリサーチ)にて実施した。

テキスト形式では、約5割が「特殊顔文字(ガールズ顔文字)」を使用                   

はじめに、普段スマートフォンで連絡をとる手段としてよく使用するツールを聞いたところ、「LINEなどのインスタントメッセンジャーアプリ」が89%と、次点の「メール」(43%)に対して約2倍以上の差がつく結果となった。

そのほかのテキスト形式での連絡手段としては、「SNS(Twitter・Facebookなど)」が35%、音声形式での連絡手段は「電話」(37%)がもっとも多く、電話の代替として普及が進んでいる「Skypeなどの音声通話アプリ」は7%にとどまった。

テキスト形式で連絡をとる際に何を使用しているかを質問したところ、約5割が「特殊顔文字(ガールズ顔文字)」を使用していると回答。もっとも使用者が多かったのは「顔文字」(79%)、それ以外では、「スタンプ(LINEなどのアプリ内で使用できるもの)」(59%)、「記号(♪!?など)」(55%)、「絵文字」(37%)という結果となっている。

約5割が「特殊顔文字(ガールズ顔文字)」を使用していると回答

「特殊顔文字(ガールズ顔文字)」を使用していると回答した人に聞いた、自分のスマートフォンに辞書登録をしている「特殊顔文字(ガールズ顔文字)」は平均25個。辞書登録以外では、「特殊顔文字(ガールズ顔文字)」の専用アプリを使用している人も50%と、半数にのぼった。

辞書登録をしている「特殊顔文字(ガールズ顔文字)」は平均25個

「連絡をする相手によって顔文字・絵文字・スタンプなどを使い分けることはありますか?」との質問には、「自分の気分次第なので使い分けてない」(21歳・会社員)といった回答の一方で、「友だちや好きな人には顔文字・スタンプを使うが、嫌いな人、特に興味がない人へは文字だけにしている」(20歳・大学生)など、相手によってあからさまに使い分けをしている回答も多数あがった。

ほかにも、「仲の良い友だちには変な特殊顔文字やスタンプを使用するが、あまり仲が良くない人には、デフォルトで登録されている顔文字を使用する」(16歳・高校生)など、「特殊顔文字」と「顔文字」を細かく使い分けているという回答もあった。

加えて、「かわいさをアピールしたいときには照れているような顔文字を使う」(16歳・高校生)、「男性に対しては、いざというときの効果を大きくするために、ハート系の顔文字やかわいいデザインのスタンプは普段は使用しない」(27歳・主婦)など、自己表現や、恋愛などの人間関係において、一種の駆け引きをするために使い分けをしている人も見られた。