彼女や妻の手料理を食べて「実は母親のほうがおいしい」と思うことはありますか

子どもの頃から母親のつくる料理に慣れ親しんでいたため、彼女や妻の手料理を食べると「同じ料理なら母親の料理がおいしい」と感じている男性は多いのではないだろうか。その実態を調査するため、マイナビニュース会員の男性199名を対象に『彼女や妻の手料理を食べて「実は母親のほうがおいしい」と思うことはありますか』というアンケートを行ってみた。その結果、「はい」と回答した人は76名(38.2%)、「いいえ」と回答した人は124名(61.8%)であった。では、どのような料理の場合に母親が上なのか、「はい」と回答した人に複数回答で具体的な料理と理由も尋ねてみたので紹介しよう。

Q.「はい」の方にお聞きします。具体的にどういう料理か教えてください(複数回答)。


1位 肉じゃが 26.7%
2位 カレー 21.3%
3位 味噌汁 14.7%
4位 玉子焼き 13.3%
4位 サバの味噌煮 13.3%


■肉じゃが
・「実際はどうかさておき、母親の味に長年慣れているから」(28歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「食べ慣れた味付けだから」(39歳男性/運輸・倉庫/技術職)
・「鹿児島出身の母親の濃い味付けに慣れてしまったので、最初は奥さんの薄味が物足りなくて困りました」(50歳以上男性/電機/技術職)


■カレー
・「辛さ具合が慣れてるから」(35歳男性/機械・精密機器/事務系専門職)
・「なぜかコクがあるし、食べ慣れているからか食が進む」(31歳男性/金融・証券/専門職)
・「自分の好きな具材が入っていること」(32歳男性/自動車関連/営業職)


■味噌汁
・「味の好みがやはり違うため、親のほうが慣れている」(29歳男性/商社・卸/事務系専門職)
・「(母のほうが)具材に合った味噌の選び方をしている」(49歳男性/その他/その他)


■玉子焼き
・「砂糖の味付けが違う」(50歳以上男性/その他/営業職)
・「(母の玉子焼きが)甘すぎない点」(29歳男性/運輸・倉庫/技術職)


■サバの味噌煮
・「サバを含めた妻の作った煮魚は甘すぎるから」(50歳以上男性/学校・教育関連/技術職)


■その他
・「『かぼちゃの煮物』『炊き込みご飯』…妻が作るだしを取る料理は、だし不足だと思う」(45歳男性/電力・ガス・石油/技術職)
・「『その他』…大抵の料理はどちらもおいしいと思うが、地元特有の料理は母親のつくったものの方がおいしいと感じる」(44歳男性/電機/技術職)


■総評

1位は、女性が男性に振る舞う手料理の定番でもある「肉じゃが」。シンプルな料理だけに、ちょっとした味付けの違いが気になるらしく、母親がつくったほうが「味がしっかりしている」「味付けがおいしい」といった意見が目立った。2位も一般的な家庭料理の「カレー」がランクイン。「子供の時から慣れ親しんだ味だから」といった意見が見られるなど、まだ母親の味の記憶が色あせていない30歳前後からの票が多かった。

3位の「味噌汁」と4位の「サバの味噌煮」は、味噌の選択や味加減を理由にしている人などがおり、母親と彼女や妻の出身地が異なるために、使われる味噌やその分量の違いが原因となっている模様。同着4位の「玉子焼き」は、甘さに関する意見がいくつか見られ、甘い玉子焼きで育った人としょっぱい玉子焼きで育った人のカップリングから出た不満もあるようだ。

全体を見渡すと、「はい」と回答した人の中でも、若い人ほど「肉じゃが」と「カレー」を回答した人の割合が多く、年配の人は和食を中心に回答する人が多かった。女性が男性に料理を振る舞う際は、若い男性には定番の家庭料理をさけ、年配の男性には洋食・中華などを中心とした料理を出せば、母親と比べられる確率が下がるかもしれない。

調査時期: 2013年10月10日~10月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性199名
調査方法: インターネットログイン式アンケート