妊娠初期におきるつわり。ある特定のものしか受け付けないといったつわりから、食べていないと気持ち悪くなるといった食べづわりもある

早い人では、本人が妊娠に気づく前につわりが始まったりもするが、つわり以外にも妊娠中には様々な体調の変化が生じる。ここでは体調面や嗜好の変化、さらには夫婦関係に溝が……といった妊娠期ならではの"困ったこと"を紹介していく。

やっぱりつわりは辛いです

「つわりはそんなにひどくなかったが、漫画やドラマのようにレモンを食べたくなるかと思いきやかんきつ系の香りを一切受け付けなくなってしまった。大好きだったグレープフルーツはいまだに苦手。さらには、おなかが大きくなるにつれトイレが近くなり、臨月は5分おきに行きたくなって外出中も気が気じゃなかった。7カ月くらいからは熟睡できず、寝不足気味に」(43歳主婦・5歳男児)。

食べ物を一切に受け付けなくなるつわり以外に、何かを食べていないと気持ち悪くなるという食べづわりもある。お菓子やガムなどを持ち歩き、常に口をもぐもぐ。体重が気になるなんて、もはや言ってられません!

ニオイに敏感になり…

「妊娠中のつわりはなかったが、満員電車ではみんなの体臭がかなりきつく感じられ、何度も電車を降りながら通勤していました。おなかの子が男の子だったときには、ジャンクフードにはまりすぎて体重が15キロも増えて出産がきつかった」(35歳主婦 7歳女児・5歳男児)。

妊娠中、においに敏感になる人もいる。「オヤジの加齢臭で実際に吐いたことがある」という回答もあった。妊娠していなくても加齢臭が好き! という人は極めて少数派だろうが、苦手なにおいが増えれば増えるほど満員電車は地獄と化す。

「つわりなどいろいろと体が変化した中でも、特におならがしょっちゅう出るように。それまで夫の前でおならなんてしなかったのに、気を抜くとプップッと。はじめは『妊娠するとおならが出やすくなるんだって。ごめんね』なんて恥じらいもあったのに、そのうち『あ、失礼~』とあっけらかん。恋人同士の時のような緊張感が失われた」(34歳自営業・3カ月男児)。

妊娠中は便秘や痔になりやすく、下半身のトラブルが多くなってくる。夫に言うのは恥ずかしいけれど、そういった悩みも共有できる旦那様だと今後の夫婦関係も良好になりそう。

夫の一言で夫婦関係に溝

「妊娠後期に入ると、こむら返りが多くなった。夫と一緒に寝ているときも頻繁になり、私が『イタタタタタタ』というので夫が起きてしまうということがよくあった。そのうち夫が『それくらいの痛みが我慢できなかったら子供産めないだろ』と言い出し、頭にきて殺意を抱いた。出産から1年以上たった今も忘れない」(35歳会社員・1歳女児)。

こちらは夫の心ない一言で夫婦関係にも溝が生じてしまったケース。こういうのって、夫は忘れていても妻は10年後も20年後も覚えている、ってことが多い。何かの時に「あの時アナタはこう言った!!」と蒸し返され、何十年も前のことを鮮明に覚えている妻にギョッとする夫も少なくない。

妊娠中の奥様がいる男性、くれぐれもご注意を!