シャープは10月16日、ブルーレイディスク(BD)レコーダー「AQUOSブルーレイ」の新モデル「BD-T2500」「BD-T1500」「BD-W1500」「BD-W550」「BD-S550」を発表した。発売はBD-T2500とBD-T1500が11月27日で、それ以外のモデルが11月6日。いずれも価格はオープン。推定市場価格はBD-T2500が120,000円前後、BD-T1500が105,000円前後、BD-W1500が80,000円前後、BD-W550が70,000円前後、BD-S550が60,000円前後。

上段左からトリプルチューナーモデルの「BD-T2500」「BD-T1500」、下段左からダブルチューナーモデルの「BD-W1500」「BD-W550」、シングルチューナーモデルの「BD-S550」

いずれも、動作スピードに対するユーザーニーズを踏まえ、新開発の「スピードBDドライブ」を搭載するモデル。ディスクの回転加速スピードが従来比20%アップした高トルクモーターの採用、ドライブとソフトウェアの最適化により、従来モデルより大幅にBDの読み込み時間が短縮された。

高トルクモーターを搭載する新開発の「スピードBDドライブ」により、BDの読み込み時間が大幅に高速化されている

搭載チューナー数(地デジ/BS/CS)はBD-T2500とBD-T1500が各3基、BD-W1500とBD-W550が各2基、BD-S550が各1基。トリプルチューナーモデルのBD-T2500とBD-T1500では、3つあるチューナーの1基を使用して、特定のチャンネルを常時録画しておける「1チャンネル自動録画」に対応している。録画可能な番組は最大8日分(録画モードによる)で、カセット式の増設HDD「SHDD(スロットインハードディスク)」(容量1TB、500GB)を録画先に指定することも可能だ。なお、BD-T2500とBD-T1500以外のモデルは、SHDDスロットを搭載していない。

BD-T2500とBD-T1500は、カセット式の増設HDD「SHDD」に対応

また、「高画質マスターエンジンBD」や「純モード」の進化により、高画質も実現。高画質マスターエンジンBDは、長時間モードで録画された番組でもノイズを抑えて再生する技術。一方の純モードは、液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」シリーズ再生時に映像を最適化する。従来の「アクオス純モード」「クアトロン純モード」のほか、新たに4K対応アクオス(「LC-UD1」シリーズ)に対応した「4K純モード」も追加された。

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そのほか、録画時にサムネール画面付きでチャプターを自動生成する「見どころポップアップサーチ」や、操作を音声で案内してくれる「音声ガイド付きかんたんメニュー」など、従来機種で好評だった機能も搭載。BD-T2500とBD-T1500の2モデルは、Wi-Fi(無線LAN)によるネットワーク接続にも対応する。ホームネットワーク内にある「アクオス」シリーズへの以外にも、新たにiPhone/iPad、Android端末への録画番組転送が可能になった。外出先から録画予約を行える「リモート予約」、スマートフォンから音声で操作を行える「スマートフォン ボイスリモコン」などにも引き続き対応している。

主な仕様は次の通り。HDD容量はBD-T2500が2TB、BD-T1500が1TB、BD-W1500が1TB、BD-W550が500GB、BD-S550が500GB、

無線LAN以外の接続インタフェースはBD-T2500とBD-T1500のHDMI出力が2系統、それ以外の3モデルのHDMI出力が1系統、アナログ映像入力×1系統、アナログ映像出力×1系統、D端子(D1/D2/D3対応)×1系統、光デジタル音声×1系統、USBポート×2基、LANポート×1基となっている。