エス・アンド・アイは、法人向けに展開しているスマートフォン内線化システム「uniConnect」の第3世代にあたる「uniConnect 3(ユニコネクト・スリー)」を発表した。

「uniConnect 3」のダイヤラーアプリケーション

今回、スマートフォンにおける内外線の発着信の際に、無線LANを使った通話と3Gなどの公衆網を使った通話の両方に対応した。

uniConnect 3は、オフィス内でのVoIP通話と、外出先での公衆網(3G)を接続環境に応じて自動で切り替えられ、スマートフォンから会社のダイヤルイン番号での発着信を可能にする。新たにVoIP通話に対応したダイヤラーアプリケーションは、社内の無線LANが利用可能な場合はVoIPで、利用できない場合は携帯電話網を利用する自動切り替えと、手動切り替えを選ぶことができる。

同製品は、2013年9月26日に発表した、シスコ社のサーバ内蔵統合型ルータ「Cisco ISR 2911 UCS-E」をベースにした「uniConnectアプライアンス」に完全対応し、1台で約300台分の固定電話とスマートフォンの内線化を実現する。uniConnectアプライアンスは、uniConnectの基本システムとWebベースの管理コンソールがあらかじめインストールされている。

管理コンソール

uniConnect 3は11月上旬から、まずはiPhone版から提供。ダイヤラーアプリケーションのダウンロードは無償で、対応機種はiOS 7を搭載するiPhone 4/4s、iPhone 5/5s/5cで利用できる。Android対応版の提供は、2014年1月頃を予定している。

固定電話・スマートフォンあわせて100台を、uniConnectアプライアンスで5年間利用する場合の参考価格は、運用保守にかかる費用を含んで月額基本料金3万9,000円、電話番号1つあたり月額580円となり、月額料金は9万7,000円になる。