レピカは2013年10月11日、Klabと同社が運営している「アクセルメール」および「P-Pointer」に関して、事業譲渡契約を締結したことを発表した。事業譲受の効力発生は、2013年11月1日を予定している。

KLabが運営する高速メール配信エンジン「アクセルメール」は、導入企業数7,000社、利用店舗数3万店舗にまで普及している。レピカでは、「アクセルメール」を既存のメール配信システム事業に統合することにより、製品・サービスの拡充、および業界内でのマーケットシェアの拡大が図ることができると判断し、事業の譲受を決定した。

個人情報を含むファイルをPCやファイルサーバ内から高速で抽出し、レポートするシステムツール「P-Pointer」は、企業の個人情報漏えい対策として、既に150社以上の企業で導入されている。レピカは、「P-Pointer」を新たな商品ラインアップに加え、既存および新規の顧客が、より安全な情報管理を行うことのできる環境構築をサポートしていくとしている。

発表でレピカは、今回の事業譲受により、既存のシステム事業を“顧客管理から個人情報保護まで”を包括した総合的CRMサービスとして、幅広いニーズに対応していくと述べている。

レピカによれば、「アクセルメール」および「P-Pointer」事業のKlabにおける2012年8月期の売上高は270百万円、同営業利益は207百万円であり、今期以降の業績に大きく寄与するとのことだ。