(仕事、プライベート問わず)部下に助けられていることがあると思うか

ビジネス・ブレークスルーが運営する「リーダーシップ・アクションプログラム」(大前研一監修)は、10月16日の「ボスの日」を目前に、上司の本音に関する意識調査を実施した。

「部下に助けられている」と上司の97%が回答

まず最初に「(仕事、プライベート問わず)部下に助けられていることがあると思うか」と尋ねたところ、「あてはまる」と71%が回答。「ややあてはまる」(26%)と合わせると、97%の上司が「部下に助けられている」と感じていることがわかった。

また、38%の上司が「上司としての自分に自信がない」と回答。上司としての点数を自己採点でつけてもらったところ100点満点中、平均点は63.9点だった。上司として自信がない理由を聞くと「自分自身がぶれない力」、「チームをひっぱる力」などが上位で、スキルよりも自分自身の本質について悩みを持っている様子がうかがえる。

上司として自分に足りないと思う点

部下から記念日などで言われてうれしい言葉とは?

記念日や誕生日などの部下からの感謝の言葉についてどう思うか尋ねたところ、65%が「うれしい」と回答。言われてうれしい言葉には「ありがとう」「信頼している」「一緒に仕事ができてよかった」など感覚的に好意を示す言葉が上位にランクインしている。上司としてスキルより人間力を重視している様子も明らかとなった。

部下に言われてうれしい言葉

次に、理想の部下像を聞いてみると、「自分の意見を持っている」、「報告・相談が適切」などと並び、「リーダーシップがある・後輩育成ができる」が5位にランクイン。部下にもリーダーシップが求められていることがわかる。

理想の部下像ベスト5

また、「部下にされてうれしいこと」ベスト5には、「仕事で自分の考えを提案される」と並んで、「仕事で頼りにされる」「仕事の悩みを相談される」なども上位に入った。自分なりの意見を持ち適切なリーダ ーシップを発揮でき、上司とうまく協力して仕事を進めていける部下像が理想のようだ。