LLVM is a robust system, particularly well suited for developing new mid-level language-independent analyses and optimizations.

LLVM PROJECT BLOGの記事「OpenMP* project」が、Intelが同社のオープンソース版OpenMP実行環境の実装をLLVMサブプロジェクトに提供することを決定したことを伝えた。LLVMプロジェクト側もこの決定を受け入れる旨を発表しており、今後提供されるLLVMプロダクトにおいてOpenMPが活用できることになる。

LLVM ClangはこれまでOpenMPに対応しておらず、OpenMPに対応したコンパイラと比較してこの部分が評価上の懸念点になっていた。2013年5月にはIntelがLLVM向けのOpenMP開発に取り組んでいる旨を発表。2013年8月にはLLVM Clang 3.3にOpenMP 3.1対応の機能がマージされた旨が発表されていた。今回の発表でLLVM ClangにおけるOpenMP対応は確実なものになったとえいる。

OpenMPは処理を並列に実行するための仕組みのひとつ。OpenMPに対応したソースコードを記述した場合、対応しているコンパイラであればそれら処理が並列に実行されるようにコンパイルが実施される。対応していないコンパイラでは従来通りの処理としてコンパイルされる。