日本ウォーターズは10月8日、同社の次世代質量検出器「Waters ACQUITY QDa検出器」を発売すると発表した。

同製品は、クロマトグラフィシステムと組み合わせて相乗効果を得られるように設計され、Waters ACQUITY UltraPerformance LC、ACQUITY UltraPerformance Convergence Chromatography、Alliance 高速液体クロマトグラフィ、Waters超臨界流体クロマトグラフィ、分取精製LCシステムと互換性がある仕様となる。

同製品は、ボタンを押すだけでサンプルの分析を完全に自動化で実行することが可能なため、これまで正確に分析するのに必要なサンプルごとの調整などが不要になる。

また、フォトダイオードアレイ(PDA)検出器などによる光学的検出を補完できるほか、UVに反応しない化合物や光学的に検出や定量化が不可能な状態の化合物を定量化することで、クロマトグラフィ分離におけるサンプル検出の限界を引き上げるという。

さらに、Enterpriseネットワークシステムを含むEmpower2および3クロマトグラフィデータシステムソフトウェア上で使うことのできる分離システムを搭載し、例えばEmpower3では、質量およびUVスペクトルのデータ解析を統合的に行え、MassLynx 4.1質量分析ソフトウェアでも使用できるという。

ACQUITY QDaの製品画像