三菱電機は10月9日、産業用カラーTFT液晶モジュール「DIAFINE」の新製品として、手袋をはめたまま指先で操作できる投影型静電容量方式タッチパネルを搭載した7.0型WVGA品「AA070ME11-PCAP」および12.1型WXGA品「AA121TD11-PCAP」を発表した。

2製品ともに液晶モジュール・タッチパネルセンサ・保護ガラス・コントロール基板の組立一貫生産により高信頼性を実現しているほか、液晶モジュールに加え、タッチパネル・コントロール基板・ドライバソフトウエアを含めたトータルサポートが提供される。

また、屋外などの明るい環境でも高い視認性を実現するグラスボンディングや保護ガラスへの強化処理、防汚処理などさまざまなオプション加工処理に対応しているほか、独自の検出制御処理技術により、保護ガラス越しに手袋をつけたまま指先によるピンチイン・ピンチアウト・フリック動作など直感的な操作を実現可能。さらに、独自の微細配線技術によるセンサ微細化により、高い視認性を実現している。

輝度は2製品ともに1200cd/m2。サンプル価格は7型品が7万円(税別)、12.1型品が11万円(同)となっており、10月25日より出荷を開始する予定。量産時の生産規模はそれぞれ月産2000台としている。

産業用タッチパネル搭載7.0型WVGA品「AA070ME11-PCAP」(左)および12.1型WXGA品「AA121TD11-PCAP」(右)