東京・台場の日本科学未来館は10月9日、ノーベル賞の発表を受け、受賞内容についての解説を行うミニトークを10月9日から31日まで開催することを発表した。

10月9日より31日まで開催されるミニトークは、ノーベル賞の科学分野3賞(物理学賞、化学賞、生理学・医学賞)を対象にして行われるもので、初日となる本日は物理学賞に関するものとなるが、以降、どの日にどの話題が話されるか、というスケジュールは「来ていただいてのお楽しみ」(未来館)とのことである。ちなみに化学賞については10日より開催予定としており、明日10月10日はノーベル化学賞に関するミニトークが開催される可能性が高い。

開催時間は毎回15:40~15:55の15分間で、場所は5階「世界をさぐる」となっている。

また、未来館では科学コミュニケーターブログでも、受賞内容に関する話題の掲載を行っており、10月8日に発表されたノーベル物理学賞の受賞内容に関する詳細な内容を3部構成で、一般の人にもできる限りわかりやすく説明していたり、受賞者であるPeter Ware Higg博士やFrançois Englert博士の受賞となったポイントの説明など、多数の情報が掲載されているので、ノーベル賞が気になる人は一度、同ブログを読んでみると良いだろう。

さらに、11月17日には「ヒッグス粒子で探る宇宙の始まり-今、歴史の証人になろう」と題したサイエンティスト・トークも開催される予定だ。講師は東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 教授で、スイスのCERN(欧州原子核研究機構)における実験に参加する日本人グループの物理解析責任者も務める浅井祥二氏。

時間は15:00~16:00を予定しており、場所は未来館3階の「実験工房」。定員は40名で対象は中学生以上。事前申し込みは不要で、直接会場受付にて申込みとなる(参加には入館料が必要)。また、この模様はUstreamにてライブ中継も行われる予定だという。