した。

ブランドデザインスタジオの実際の授業の様子

博報堂の専門組織である博報堂ブランドデザインは、東京大学教養学部との教育連携事業として、「ブランドデザインスタジオ」を実施している。同事業はこのほど、2013年度グッドデザイン賞を受賞した。

テーマは「正解のない問いに、共に挑む」

ブランドデザインスタジオは"early exposure(早期体験)"の一環として、大学にいながら「社会」に触れる機会を設けることを目指した特別教育プログラム。

従来の高校・大学教育においては「正解のある問いを、独りで解く」教育が重視されてきたが、同プログラムは『正解のない問いに、共に挑む』をテーマに開発している。これは社会問題が複雑化している現代において、正解は一つだけではなく、複数から複合的な視点で検討し、最も適した回答を選ぶ能力が必要になっているという考えから。

今回のグッドデザイン賞受賞も、この「共創型」のプログラム設計が高く評価された。社会問題やブランディングなど「正解」のないテーマに対し、他の学生や社会人とチームを組み、課題解決や価値創造を行う同プログラム設計が評価された形とのこと。

同プログラムは、多様な人々との共創を体験し学んでほしいという考え方のもと、若干名の「社会人参加枠」を設置。2013年度冬学期の授業は、『浅草で 新しい"劇場体験"をつくる』というテーマのもと、10月27日より開講する予定。