米ウォルサム研究所ペット栄養学センターの研究によると、中年期で太りぎみの犬は、理想体重の犬に比べて10カ月平均寿命が短いことがわかったと発表した。

この研究は、ウォルサム研究所とバンフィールド動物病院がペットの肥満原因の解明を目的に実施したもの。10犬種、1種類あたり平均546頭の犬のデータを集め、体系を目視したり実際に触ったりして判断する評価指標「ボディコンディションスコア(BCS)」を調査した。

この結果を受け、同研究所の主任研究員であるカリーナ・ソルト氏は「特にラブラドール、シーズー、アメリカン・コッカー・スパニエル、ゴールデンレトリバー、ビーグルの5犬種で、平均寿命が短い傾向が顕著に出た」と述べている。また、同研究員は「一般的な犬の過体重リスクに対する重要な知見を示している」とも続けている。