東芝は10月8日、「タイムシフトマシン」機能を搭載したHDDレコーダー「レグザサーバー」の新製品「D-M470」と、タイムシフトマシン機能を搭載したBDレコーダー「レグザブルーレイ」の新製品「DBR-T450」「DBR-T460」を発表した。発売は10月30日。価格はオープンで、推定市場化価格は、DBR-T450とD-M470が100,000円前後、DBR-T460が120,000円前後となっている。

タイムシフトマシンは、指定したチャンネル・時間帯の番組をすべてHDDに録画する機能。放送済みの番組を一定のタイミングまでさかのぼって視聴することが可能だ。

過去の番組をさかのぼって視聴できる「タイムシフトマシン」機能

光学ドライブレスでコンパクトサイズを実現した「D-M470」

コンパクトな「D-M470」。背面端子には、映像・音声の外部入力端子は装備されていない

D-M470は、光学ドライブを搭載しないコンパクトサイズのレグザサーバー。内蔵しているチューナーは、タイムシフトマシン録画用が地上デジタル×6基。通常録画用が地上/BS/110度CSデジタル×1基だ。通常録画用のチューナーも、タイムシフト録画用に割り当てて使用することができる。

HDDの容量は2TBで、これをタイムシフトマシン領域と通常録画領域に分けて使用する。タイムシフトマシン領域を最大(1,750GB)に割り当てた場合、6chを最大7.5日分録画することが可能だ。HDD領域が足りなくなった場合には、古い番組から順次削除されていく。また、市販のUSB HDDを増設し、タイムシフトマシン領域を拡張することも可能だ。

本体サイズはW361×D217×H50mmで、質量は約2.3kg。光学ドライブを非搭載としたことで、コンパクトなサイズを実現しているが、録画した番組のダビングには「ネットdeダビングHD」機能を利用することになる。

東芝ではかつて、光学ドライブレスのレコーダー「RD-H1」「RD-H2」を販売していた。両モデルは同社のWebサイトのみで販売されていたのだが、D-M470は通常の製品で、一般の販売店で取り扱われる。

内蔵チューナーをタイムシフトマシンにも割り当てられるレコーダー「DBR-T460」「DBR-T450」

「DBR-T460」とその背面パネル

DBR-T460とDBR-T450は、地上/BS/110度CSデジタルチューナーを3基内蔵したBDレコーダーだ。これらのチューナーは、通常録画用として利用するかタイムシフトマシン録画用として割り当てられるかを、ユーザーが選択できるようになっている。

内蔵しているHDDは、DBR-T460が2TBでDBR-T450が1TB。2TBのHDDを内蔵するDBR-T460で、3つのチューナーをすべてタイムシフトマシン用として使用した場合、最大で15日分の番組を録画することが可能だ。また、D-M470と同様に、市販のUSB HDDでタイムシフトマシン領域を拡張することもできる。