東京大学附属図書館と京セラコミュニケーションシステム(KCCS)、京セラ丸善システムインテグレーションは10月6日、研究・教育分野における電子学術書の活用を目指し、2013年10月中に実証実験を開始すると発表した。

東京大学の本郷キャンパス総合図書館は、研究・教育分野における電子学術書活用の新たなモデルとして、電子書籍と紙書籍とを相互利用できるハイブリッド図書館を目指し、図書館で実施される全学自由研究ゼミナール「未来の書物の未来」の授業で電子学術書の利用実験を開始するという。

一方のKCCSグループは、教師と学生間で電子学術書への書き込み・読書体験の共有機能や、外部の知識ネットワークとの連携など授業や学術研究を支援する仕組みを開発し、同社の電子学術書籍の配信サービス「BookLooper」を提供する。

今回の実験で3社は、人文社会系分野における電子学術書の利用モデルを確立していくとともに、電子図書館と知識を体系化(見える化)する仕組みや、東京大学の集合知を使った書評・レコメンドシステムを連携するなど、研究・教育分野でのさらなる電子学術書活用を目指すという。

なお、実験に関連して3社は、10月9日~11日に東京ビッグサイトで開催される「教育ICTイノベーション2013」に出展し、同展示会において「今電子で動き出す東京大学の新図書館構想 ~大学における学術書配信活用事例のご紹介~」と題した講演を行う予定。