大東建託と三井住友カード、ジェーシービー(以下JCB)および、賃貸不動産専門の決済代行会社であるHUBees(以下ハビーズ)はこのたび、提携し大東建託が管理する賃貸住宅を対象に、入居初期費用のクレジットカード決済を開始した。

大東建託は9月末時点で77.5万戸の賃貸住宅を管理運営し、業界No.1を誇っているという。入居初期費用の支払いについては、引越しなどによる一時的な費用負担増のタイミングと重なることもあり、多くの顧客からクレジットカード決済を要望する声が寄せられていたという。大東建託では、このような声に応えるため、大東建託が管理運営する居住用全物件の初期費用(敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、家賃保証料など)のクレジットカード決済を開始した。

顧客にとっては、現金を手元に準備することなく契約手続きを進められるうえ、今手持ちのクレジットカードがそのまま使えるので、通常の買い物と同じようにポイントを貯めることができる。

このたび、大東建託が提携するクレジットカード決済は、いずれもハビーズが提供するオンライン決済システム「メールでビュン!」を使用。顧客は24時間いつでもどこでもPCやスマートフォン・携帯電話からカード決済が可能となり、顧客それぞれのライフスタイルに合った支払い手段の提供はさらなる顧客満足度の向上につながるとしている。

また、大東建託にとってはこのたびのクレジットカード払いへの対応により、カード利用意向の高い新規顧客の取込みによる契約率の向上、および機会損失の軽減による業務の効率化などが見込まるという。

なお、同サービスで取り扱い可能なクレジットカードはVisa、MasterCard、JCB、AMEX、Dinersで、このうち「Visa」「MasterCard」は三井住友カードが、「JCB」「AMEX」「Diners」はJCBがそれぞれサービスを提供する。

三井住友カード、JCB、ハビーズは、今後も不動産市場におけるクレジットカード決済の拡大を図り顧客の利便性向上に努めていくとしている。