マイクロソフトは3日、Visual Studio 2013の国内販売スケジュールを発表した。2013年中にVolume License版とパッケージ版の発売を計画している。あわせて、11月13日にグローバルでのローンチを行い、11月21日から行われるMicrosoft Conferenceにて紹介される。

新機能とスケジュールなど

Visual Studio 2013の主な機能として、Windows 8.1 ストア アプリ開発やデスクトップアプリ開発、Windows Server 2012 R2対応のアプリケーション開発に対応。また、アイコンや操作メニューといったUIの操作性が向上し、チーム開発や運用部門との連携といったアジャイル開発やDevOpsに対応する。

また、主な変更点として、リテール版 Professional アップグレード版が用意される。パッケージデザインや価格、エディション構成は「Visual Studio 2012」と変更がない。

エディション構成など

エディションに関わらず「Team Foundation Service」がクラウドで提供され、5人までは無償で利用することができ、それ以上の人数の場合、サブスクリプションでの利用が必要となる。MSDNサブスクリプションがあれば、料金体系公開後も追加課金は必要ない。またコーディングをしない開発関係者と開発環境も使用する運用管理者向けにVisual Studioに付属しないMSDNの単品販売を実施する。

Visual Studio 2013のスクリーンショット。ソースを見るときに詳細を確認し、Lyncを使って簡単に担当者とコミュニケーションを図れる。またプロファイル機能でWindows ストア アプリ(XAML)を分析し、プログラムの解析では識別できないボトルネックを特定できる

価格は現在のところ未定だが、Visual Studio 2012からのアップグレードを特別価格で提供予定。日本での価格については未定(アメリカでは99米ドル)となっている。