エルピーアイジャパン(以下「LPI-Japan」)は、OSS/Linuxの技術者育成・教育のための教材「Linuxセキュリティ標準教科書」を公開した。PDF版、EPUB版、Kindle版、製本版の4種類。PDF版、EPUB版は無償提供され、LPI-JapanのWebサイトからダウンロードできる(Kindle版と製本版は有償)。

「Linuxセキュリティ標準教科書」はhttp://www.lpi.or.jp/linuxtext/security.shtmlで配布している。

近年、LINUXはサーバーOSとして多くのシステムで採用され(2013年にはサーバOSのシェアとして第2位)、今後もさらなる成長が期待されている。その中で、高度化するサイバー攻撃からLinuxのシステムを守る、またセキュアなシステムを構築することのできるスキルを持った人材の育成は、優先度の高い課題となっているという。

「Linuxセキュリティ標準教科書」は、Linuxのセキュリティを学習・再認識するために最低限必要となる知識を体系的にまとめた教材。LPI-Japanでは、教材の提供で教育機関や企業研修でのOSS/Linuxにおけるセキュリティ教育の質向上の一助となることを想定している。

なお、セキュアなシステム設計・サーバ構築のスキルを認定する「LPICレベル3 303試験(LPI - 303 Security Exam)」の教育および学習にも役立てられるという。