ワコム協賛による、日本のクリエイティブシーンの活性化と未来のクリエイターを支援を目的とした「WIRED」主催のアワード「CREATIVE HACK AWARD 2013」の受賞作品が発表された。

左から、「WIRED」若林恵編集長、準グランプリを受賞したデザイナー・宇田川直哉氏、グランプリを受賞した映像クリエイター・山田智和氏、審査委員長のプロダクション・アイジー 石川光久代表取締役

「CREATIVE HACK AWARD 2013」は、これからの日本のクリエイティブ産業をけん引するクリエイターが、次のステップに踏み出すきっかけを作ることを主たる目的としたもの。応募テーマは「日本~NEW CREATE OF JAPAN~」。世界のクリエイティブシーンの「いま」と「これから」を見据えた上で、日本から発信する意味がある"新しい"クリエイティヴを表現する作品およびそのコンセプトを、「グラフィック(イラストレーション・デザインなどの静止画作品)」、「ムービー(映像・アニメーションなどの動画作品)」の2部門に分けて募った。応募総数は約300点にのぼったという。

グランプリに選ばれたムービー作品「47seconds」

グランプリに輝いたのは、映像クリエイター・山田智和氏の「47seconds」。女子学生が渋谷のスクランブル交差点の真ん中で47秒間踊る様子を、さまざまなアングルから捉えたドラマティックなムービー作品だ。審査員たちが満場一致でグランプリに推したということで、「何度も見てしまう力がある」と評価されていた。

なお、グランプリと準グランプリ受賞者には、米国のクリエイティブ企業を訪問するツアー、そしてワコムの液晶ペンタブレット「Cintiq」シリーズの中から受賞者の希望の機種がひとつ贈られた。「既成概念を壊す(ハックする)」ことを掲げて開催されたコンテストだけあり、魅力的な受賞作品ばかりが選出されているため、作品詳細はコンテスト特設サイトにて確認してみてほしい。

「CREATIVE HACK AWARD 2013」受賞作品

作品名 受賞者
グランプリ 「47seconds」 映像クリエイター・山田智和氏
準グランプリ 「DOUZO DOUMO」 デザイナー・宇田川直哉氏
グラフィック賞 「Crack is beautiful. ガラス呼継 (よびつぎ)」 クリエイター・西中千人氏
ムーヴィー賞 「忍者動態活写~Ninja vividly moving~」 イラストレーター・uwabami氏
ベストプラン賞 「リビルド野球劇場」 イラストレーター・雨本洋輔氏
ワコムスポンサード賞 「CPR protocol」 専門学校生・加藤貴大氏
ワコムスポンサード賞 「After (I) die stroke stone ver.1.0」 大学・短大・大学院生・Tai Doishita氏
パブリック賞 「School Aquarium」 専門学校生・日浦晴子氏