本格的な“旬”到来! 意外と知らない「カキ」のすごい効能

 

高級料亭やお寿司屋さん、オイスターバー、そして、家庭で。
ほぼ1年中食べることができる「カキ」ですが、本格的な旬は、これからやってきます。

今年2013年は気象の影響などで、広島県産のカキの出荷が延期になったなどという心配なニュースもありましたが、新鮮なカキを食べることができるその日に備えて、ちょっとニッチな内容ですが、「カキ」の豆知識をまとめてみたいと思います。

■「カキ」という名前の由来

漢字で書くと「牡蠣」ですが、この名前の由来は海の岩にくっついた貝を「かきおとす」から「カキ」という説や殻を欠き砕いて取るというところから「カキ」となったという説など、カキの殻を取るための動作から、この名前がついたと言われています。

■日本ではいつ頃から食べられていたか

日本のカキの産地は、広島県、宮城県、岡山県などがありますが、北海道から九州まで広範囲で獲ることができ、縄文時代から食用として食べられていたとされています。今まで見つかった多くの貝塚からカキの殻も発見されており、ハマグリの次に多く食べられたと言われています。

現在のように生でカキを食べるようになったのは、欧米文化の影響を受けた明治以降とのこと。カキの生食文化は、日本ではまだ新しいですね。

■英名に「R」がつかない月はカキは食べない方がいい?

カキの旬は、グリコーゲンの含量が増える秋から冬と言われています。英名に「R」がつかない月、May(5月), June(6月), July(7月), August(8月)は産卵期なので、食用には適さないと言われています。つまり、カキの旬は英名で「R」がつく月です。

マガキの旬は秋冬ですが、イワガキは春から夏に旬を迎えると言われているので、マガキにこだわらなければ、1年中、「カキ」を食べることができるという訳ですね。

■カキの体のほとんどは内蔵

カキは卵からかえると殻や岩に付着するのですが、一度岩などに付着すると、ほぼ動かず一生を過ごすのだそう。そのため、筋肉は退化しほぼ内臓が占め、生命維持に必要な最低限の機能しか持たないのです。

その内臓には、1日に多くの海水を吸いこみ、その栄養分を豊富溜めているのだそうです。

■11月23日はカキの日

11月23日は、その昔は収穫に感謝する日であり、現在は勤労感謝の日として「勤労を尊び、生産を祝い、感謝し合う」日です。

この日に栄養分豊富なカキを多くの人に食べてもらい、日頃の勤労の疲れを癒して欲しいという意味から11月23日は勤労感謝の日であるとともに、2013年に全国漁業協同組合連合会(全漁連)によって、「カキの日」と制定されたそうです。 

■海のミルクと呼ばれるカキの栄養

カキは栄養の宝庫だと言われています。そんなカキに含まれる栄養素をご紹介します。

【良質なたんぱく質】
カキには私達の体を作っていくたんぱく質が豊富に含まれています。特に、食物からしか摂取できない8種類の必須アミノ酸をはじめ、全部で18種類のアミノ酸を含む、とても良質なタンパク質です。

【グリコーゲン】
カキは含有する糖質の50%をグリコーゲンが占めています。グリコーゲンは、体内のエネルギーが不足したときに糖質に変化して血液中の糖度調節に使われるため、疲労回復や私たちの活力になる栄養素です。

【タウリン】
血中コレステロールの上昇を抑え、脂肪の消化吸収を促進してくれます。神経系統のトラブル改善にも効果があり、血圧を正常に保ってくれます。

【ビタミン類】
体の働きを正常に保ったり、エネルギーを作るために欠かせないビタミンA・B1・B2・B6・B12・C・ビオチン・コリン・イノシトール・葉酸などが豊富に含まれています。

【ミネラル類】
カルシウム・カリウム・リン・鉄・ヨード・マンガン・マグネシウム・銅・亜鉛・コバルトなどが含まれています。カキには、牛乳の35倍、ほうれん草の7倍もの亜鉛が含まれていると言われており、亜鉛は体内の酵素を作ると言われています。

本当にたくさんの栄養が含まれていますね!

■カキと食中毒

カキといえば、食中毒も心配されるところ。貝毒もありますが、例えば、海水がノロウィルスなどに汚染されると、カキはそのウィルスを消化器官などに蓄積し濃縮させます。そんなカキを生で食べることで、ウィルスに感染してしまう可能性が高くなります。

同じ状況のカキを食べても、すべての人が発症する訳ではありませんが、貝毒以外は、十分に加熱することでほぼ防げると言います。具体的には、カキの中心温度が85度以上の状態で1分以上加熱すると食中毒の発生率が軽減されるそうです。

■日常生活でも大活躍のカキ

カキに豊富な栄養が含まれていることはわかりましたが、具体的に私たちの日常生活のどんなところに役立ってくれるのか、ご紹介します。

【美肌にイイ!】
美しい肌になりたいなぁ・・・色々な化粧品を試してみている人もいるかもしれません。でも、カキを食べればそんな美肌を手に入れることができるかもしれません。カキに含まれるメチオニン、シスチン、タウリンなどの硫黄を含んだアミノ酸などにより、顔色をよくして、肌をきめ細かにすると言われています。

【貧血にイイ!】
カキにはご紹介したような良質のたんぱく質、血を作るために必要な鉄、銅、コバルト、ビタミンA、B1、B2、B12、葉酸などが豊富に含まれており、貧血の改善によい食べ物と言われています。

【二日酔いにイイ!】
二日酔いはお酒の中のエチルアルコールが酸化されてできるアセトアルデヒドという物質が原因。カキに含まれるタウリンが肝機能を高めてくれ、滞りなくアセトアルデヒドを分解することができれば、二日酔いの症状を軽減してくれます。


本当に驚くほどたくさんの栄養が詰まったカキ。
これだけ、私たちの体にいいものだとしたら、是非、継続的に摂っていきたいものですね。
特に旬であるこれからの季節は、生ガキ、カキフライ、お鍋、グラタンなど、煮ても焼いても揚げてもおいしいカキを、是非、ご賞味あれ。


本記事は「ウレぴあ総研」から提供を受けております。
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