パナソニック エコソリューションズ社は10月2日、住宅用途の太陽光発電システムの屋外用マルチストリング型パワーコンディショナ(パワコン)5.9kWタイプ「VBPC259B」を2013年11月21日より発売することを発表した。また併せて集中型2.7kWタイプと4.0kWタイプも入力電圧範囲を拡大し発売することも明らかにしている。

同製品は、独自の高効率化技術により電力変換効率96%を達成しており、実使用時間が長い低~中出力領域でも効率良く発電することを可能としている。

また、独自開発の全回路独立動作の最大電力追従回路(MPPT)を5回路搭載。回路ごとにモジュールの枚数をそろえる必要が無いことから、標準サイズモジュールとハーフタイプの組み合わせなど、さまざまなモジュールの構成に対応でき、屋根スペースを有効に活用することができるほか、パワコン本体に接続箱機能を内蔵したことで、太陽電池で発電された直流電力をそのままパワコンに接続することが可能。さらに、入力回路ごとの太陽電池モジュールの枚数が不揃いの場合でも、昇圧回路付接続箱が不要となっているほか、太陽電池モジュール接続を分割して回路に入力することで、樹木の影などに対しても発電ロスを最小化することが可能だという。

なお、希望小売価格は54万6000円(税別・工事費別)で、同社では年間1万5000台の販売を目指すとしている。

屋外用マルチストリング型パワーコンディショナ 5.9kWタイプの外観