「現在の職場に満足しているか」

セレスは9月27日、自社アンケートモニターに対して「上司に対する不満調査」を実施した。調査対象は現在就業中の16-49歳の男女(学生アルバイト含める)で、有効回答数は869件。

「現在の職場に満足しているか」という質問に対しては、「満足している」(14.2%)と「やや満足している」(31.3%)の合計が全体の4割を超え、不満派(不満:9.8%、やや不満:15.1%)よりも満足派が約20ポイント程上回った。

「現在の職場で不満に感じていること」についてきいたところ、1番回答が多かったのが「給与面」で55.9%、2位は「上司・先輩」(32.6%)、3位は「仕事内容」(27.8%)と続いた。人間関係項目では「上司・先輩」「同僚」「部下・後輩」がある中、「上司・先輩」が最も多く選択されたという。

「上司への不満内容」

不満内容は仕事より人間性

また、同調査において「上司・先輩に不満がある」と回答した283人に具体的な「上司への不満内容」を質問したところ、「人として尊敬できない」(56.9%)が1位になった。次いで2位「業務に関する指示・命令が不明確」(46.3%)、3位「感情的に怒ることが多い」(33.9%)という結果に。同社は、「仕事ぶりがどんなにすばらしい上司でも、人として尊敬されるような人徳がなければ部下からの支持を得ることは難しそう」だと分析している。

「上司本人に不満をぶつけたことがあるか」という質問に対しては、「ある」が36.0%、「ない」が64.0%と、上司に不満を持つ層の6割が本人には伝えていないことがわかる。また、「ある」と答えたのは若年層よりも30代・40代の方が多く該当したとのこと。「上司へ不満をぶつけなかった理由」を質問したところ、「気まずくなるのが嫌だから」(56.4%)が全体で最も多く、「適切に解決されると思わないから」(42.5%)といった諦めの項目が2位に選択された。